LINEで友達から「ローソン83周年記念ギフト」と書かれたURLが届いた方もいるのではないでしょうか?
クリックしても良いのかどうか気になるところですよね。
結論から先にお伝えすると、絶対にクリックはしないでください。
この記事では、「ローソン83周年記念ギフト」がLINEで届いた場合どうしたら良いのか調査してみました。
この記事で分かること
- LINE「ローソン83周年記念ギフト」を調査
- LINE「ローソン83周年記念ギフト」は詐欺なのか調査
ローソン83周年記念ギフトがLINEで届いた!
2022年12月5日頃より、LINEで友達から「ローソン83周年記念ギフト」と書かれたURLが送られてきたと言う事象が起きています。
【注意】
ローソン83周年記念ギフトなどという公式で全くアナウンスされていないイベントのURLが友達のLINEから唐突に送られてきたけど、コレは下手に開かない方が良さそうだ。 pic.twitter.com/Lfngef68Xf— 腰が引けた反骨の骸骨(1977〜2022 (@proletariart56) December 5, 2022
ローソン83周年記念ギフトのURLの詐欺流行ってるん? これで騙されるやついるんか pic.twitter.com/BWtCEclRvA
— ぷう子 (@bokupusandayo22) December 5, 2022
友達から「ローソン83周年記念ギフト」ってやつ来たけど、偽やんなこれ pic.twitter.com/77JXbi3Lg3
— はるちゅう 遥ちゃん羽໒꒱ *˚ (@Harutyu_1005) December 5, 2022
このLINEの正体は一体何なのでしょうか?
LINE「ローソン83周年記念ギフト」は詐欺?
LINEで届く「ローソン83周年記念ギフト」のURLは詐欺です。
この偽装LINEには、ローソンのロゴが不正使用されており、記載されたアドレス(URL)へのアクセスを促す内容が含まれております。
このような内容の不審なSNSやメールを受け取られた場合には、記載されたアドレス(URL)へのアクセスを行わないようご注意ください。
なお、12月6日付けでローソン公式HPに下記のような注意喚起の案内が掲載されました。
「12月4日以降、「ローソン83周年記念ギフト」となりすました偽装LINEに関するお問い合わせを複数のお客様よりいただいております。当該LINEは当社が発信したものではございません。」
との書き出しで、ローソンのロゴが不正使用されていることや掲載URLへはアクセスしないようにと注意を促しています。
LINEで出回っているローソン偽キャンペーンの内容
LINEで届いた偽キャンペーンの案内とはどのような内容なのでしょうか。
分かっている範囲でまとめてみました。
①LINE登録している友人から次の案内が届く
→「ローソン83周年記念で公式リンクから記念品獲得チャンス」の文言とURL
②URLにアクセス
→「50,000円獲得チャンス」としてアンケート回答を求められる
③アンケート回答後
- 5グループまたは20人に同サイト転送の指示
- 住所登録が必要
- 上記指示に従うと5~7日以内にギフトが配達されると案内
④最後にアプリ登録を強制される
長女氏から「なんか友達からローソンの83周年の記念ギフトみたいなやつきた」って言われて見せてもらったけど……これ広めちゃダメなやつだよね?
とりあえず長女には言ったけど、未だにこんなのあるんだなぁと思いました。 pic.twitter.com/t8qcmtvQP3
— はるまき (@hArumaki_makuzo) December 5, 2022
LAWSON83周年記念ギフトって怪し過ぎるヤツ。
簡単なアンケート終わって、20人に送るとゲージが貯まってこんなの出てきます。怪しさMAX! pic.twitter.com/ahAcdtBzma— twimana74 (@Twimana74) December 6, 2022
明らかに怪しすぎる内容ですが、中でも「5グループまたは20人に同サイト転送の指示」はいわゆる“チェーンメール”ですよね。
だいぶ古い手口なので未だに詐欺手段として存在するのかと驚きですが、チェーンメールが届いた場合は削除するのが基本対応ですので友人知人へ転送しないように注意してくださいね。
Twitter上ではアンケートを回答し20人への転送までやってみた強者がいるようですが、その後「最後のステップ」としてアプリ登録を強制されています。
なかなか終了しない工程に驚いてしまいますが、更に「アプリ登録後は30秒間開いていなければいけない」などと不信感を煽る指示が続きます。
「覚えておいてください、このステップは非常に重要です」という文章が添えてあるのも、日本人が作成したにしては違和感を覚えますよね。
今回「ローソン83周年記念ギフト」は、既にローソン公式から否定と注意喚起の案内が出ているため詐欺であることが判明しています。
しかし公式見解がなくとも、個人情報入力や他者への転送誘導、よくわからないアプリの登録強制に加えて日本語がおかしいなど、個人でも「怪しい」と思えるような危機管理意識を持つことが大事ですね。
詐欺URLにアクセスしてしまった場合
このような詐欺メールを開いたりURLにアクセスしてしまった場合、最初の行動だけで個人情報が抜かれるなどの被害に合うケースは比較的少ないようです。
今回の「ローソン83周年記念ギフト」のように、アクセスした後にアンケート回答やギフト送付のために必要であると称して個人情報を入力させるケースが一般的に多く見られます。
なので、こういった場合はアクセスしてしまっても住所やクレカ情報などの個人情報を入力・送信しなければセーフと言えます。
もしもクレカ情報を送信してしまった場合はすぐに該当のクレジットカード会社に連絡をするなど、慌てずに対策を取るようにしましょう。
ただ稀にアクセスしただけでウィルスに感染したり個人情報を抜かれてしまうケースもあるようなので、まずは怪しいメールやURLを開いたりアクセスしたりしないように常に警戒する気持ちを持つことが大切ですね。
ローソンが83周年なのは間違ってはいない?
LINEで届いた内容によると、ローソンが83周年と言うことになりますが、まずローソンの創業は1975年なので47周年になります。
「83周年」と言う中途半端な年数も気になりますよね。
そこで調べてみると、厳密に言えば「83周年」もあながち間違いではないことが分かりました。
ローソン公式HPによると日本のコンビニとして開業したのは1975年ですが、それ以前に米国オハイオ州に住むJ.J.ローソンという方が1939年に牛乳販売店を始めたのが最初だそうです。
ローソンさんは「ローソンミルク社」を設立して日用品なども扱うようになり、現在のコンビニのような形でチェーン展開を行いました。
1959年に米国食品業界大手コンソリデーテッド・フーズ社の傘下となったため「ローソン」という名前は消えてしまったものの、オハイオ州を中心とした広範囲での店舗展開と共にコンビニの運営システム確立が成されたのだとか。
そして、1975年当時ローソンの親会社だったダイエーがコンソリデーテッド・フーズ社とコンサル契約を結び、「ローソン」名を冠した第1号店がオープンする運びとなったようです。
「ローソン」という名前もミルク缶の看板デザインも、もともとの経営者であるローソンミルク社から来ていたんですね。
というわけで、J.J.ローソンさんが個人で始めた牛乳屋さんから数えると「83周年」になるので、「ローソン83周年記念」も間違いではないと言えます。
ただ、日本人の感覚として、「83」という中途半端な数字を祝うのはちょっと無いですよね。
まとめ
「ローソン83周年記念ギフト」がLINEで届いた場合どうしたら良いのかの調査結果をまとめてみました。
結論から言って今回の「ローソン83周年記念ギフト」は詐欺ということが分かっているので、アクセスや転送をしないように注意が必要です。
このような連絡が来た際は企業の公式HPを確認してみるなども有効かもしれません。
「友人からのLINE」となると信じてしまいそうになりますが、個人情報や良く分からないアプリを登録させようとするなど内容も怪しさ満載なのでリスクに対するアンテナを張って警戒するようにしてくださいね。