厚生労働省によると「運動」とは「体力維持・向上を目的として計画的・意図的に実施し、継続性のある活動」とされています。
ジムで行うトレーニングやサッカーや野球といったスポーツは運動に当てはまりますが、他にはどのような活動が運動とされているのかはっきりと分かっていない人が多いかと思います。
果たして立ち仕事も運動に含まれるのでしょうか?
この記事では、立ち仕事は運動に含まれるのかどうかをまとめてみました。
また、6時間立ちっぱなしでいるとどのくらいのカロリーを消費するのかについて調査しました。
この記事で分かる事
- 立ち仕事は運動になるのか
- 6時間立ちっぱなしのカロリー消費について
立ち仕事は運動にならない?
厚生労働省ではトレーニングやスポーツといったものが運動と定義されていますが立ち仕事も運動に含まれるのではないかと考えています。
立つという動作には支えるための脚の筋肉やバランスを取るための体幹が必要とされます。
筋肉を使う面では、トレーニングやスポーツと共通するものがあり違いは筋肉に対する負荷になります。
立っているだけだと負荷が低いため運動にならないと感じる人も多いと思いますが1日中立っていると肉体的にしんどいと感じるはずです。
実際、高齢者の方に対してのトレーニングやケガのリハビリなんかでも椅子から立ち上がるといったトレーニングを用いることもあるので立ち仕事も十分に運動と言えるのではないでしょうか。
6時間立ちっぱなしのカロリー消費について
6時間立ちっぱなしで仕事をしていると約650カロリー消費することが分かりました。
650カロリーというのは体重が60キロの人が消費するカロリーで、立ちっぱなしで消費するカロリーは体重が重ければ重いほど増えていきます。
650カロリーはおよそコンビニのおにぎり2.5個分のカロリーに値するので意外と立っているだけでもカロリーを消費することに驚きますよね。
20分程度のウォーキングでの消費カロリーは約70カロリーですので6時間の立ちっぱなしはウォーキング3時間分のカロリーを消費します。
立ち仕事をしている人は座り仕事をしている人よりも多くのカロリーを消費しているので太りにくい傾向にあるかもしれませんね。
体重別の6時間立ちっぱなしのカロリーの計算方法としては、
1.8(運動強度)×6(時間)×体重=消費カロリー
で求めることができるので自分の消費カロリーが気になる人はやってみてください。
また、1日の消費カロリーの7割を占めていると言われている基礎代謝は筋肉が多ければ多いほど高くなるとされています。
基礎代謝量を増やすにはキツイ運動だけではなく立ち仕事のような誰でもできるような運動でも高めることができます。
このことから、立ちっぱなしの仕事は基礎代謝を高め多くのカロリー消費をしているということが分かりました。
まとめ
立ち仕事は運動になるのかについてまとめてみました。
立ち仕事は、脚の筋肉や体幹を使うことから運動になると考えました。
また、6時間立ちっぱなしでいるとウォーキング3時間分のカロリーを消費するためダイエットや健康にも効果的だと言えます。
立ち仕事は座り仕事に比べても、カロリーの消費が多く運動不足になりにくいといったメリットがあります。
一方で立ち仕事は、脚への負担が大きく疲労が溜まりやすいといったデメリットもありますので体力に自信がない人は慣れるまで大変な仕事とも言えます。
立ち仕事では、常に筋肉を使いカロリー消費をしているので栄養補給や体のケアを忘れずに行うことが大事になりそうですね。