TBS日曜夜9時にスタートする1月クールの新ドラマ『Get Ready!』はパクリではないかと一部で囁かれています。
このドラマは主要キャストが妻夫木聡さんや藤原竜也さんであることに加え、過去に『TRICK』『SPEC』などで一世を風靡してきた堤幸彦さんが演出を担当するとあって注目されています。
そんなTBS日曜劇場の新ドラマ『Get Ready!』ですが、放送前からパクリと言われる理由は何なのでしょうか?
そこでこの記事では、Get Ready!がパクリと言われる理由や元ネタついて調べてみました。
この記事で分かること
- Get Ready!がパクリと言われる3つの理由
- Get Ready!はブラックジャックが元ネタなのか調査
Get Ready!がパクリと言われる3つの理由!
『Get Ready!』は妻夫木聡さん演じる孤高の天才医師が率いる闇医者チームが、多額の報酬と引き換えにあらゆる手段で患者を救うヒューマンドラマですが、パクリと言うわけではありません!
視感を覚えるストーリー設定ですが、『Get Ready!』がパクリと言われる理由を3つに絞って詳しく見ていきましょう。
Get Ready!パクリ疑惑理由①|ストーリー設定
『Get Ready!』がパクリと言われる1つ目の理由は、既存の漫画によく似たストーリー設定にあります。
先にお伝えしたように、『Get Ready!』は普段はパティシエという表向きの顔を持つ孤高の天才医師が多額の報酬を貰う代わりに患者に救いをもたらし生きる意味を問う1話完結の物語です。
患者には最後まで正体を隠し通しながら通常では考えられない医療技術で難関なオペをクリアしていきます。
では、ここまでに出てくるキーワードをまとめてみましょう。
- 孤高の天才医師
- 超人的なオペ技術
- 闇医者
- 多額の報酬
この言葉並びで思い浮かぶのは、漫画家・手塚治虫さんの名作『ブラックジャック』ですよね。
視聴者の中にもこの設定を知り「ブラックジャックの現代版?」「オマージュ?」と思った方が少なくないようです。
Get Ready!パクリ疑惑理由②|キャラ設定
Get Ready!がパクリと言われる2つ目の理由は、ブラックジャックに寄せたキャラ設定です。
📢⚡
明日12/10(土)放送の「#王様のブランチ 」新ドラマ速報にて、主演・ #妻夫木聡 さんのインタビューが放送されます🎙💬
それに加えドラマの本編映像も!🩺⚠️そして⚠️
その後には番組内で新キャスト解禁✨※一部地域を除きます#ゲットレディ pic.twitter.com/6J8GwQmkVm
— TBS日曜劇場「Get Ready!」2023年1月8日スタート✨ (@getready_tbs) December 9, 2022
『王様のブランチ』を見ていたら、来月からの日曜劇場『Get Ready!』の特集をやっていたけど、妻夫木聡のキャラ、ビジュアルといい、多額の報酬をとる設定といい、ブラックジャックまんまじゃないか…どうやらドラマオリジナルみたいだが。吹き替えは大塚明夫かな? pic.twitter.com/4uwNCdkdZ3
— はじめふとし (@hajimehutoshi) December 10, 2022
まずは妻夫木聡さん演じる主人公のビジュアルですが、髪型が七三分けで右側に白髪が多く左側は黒髪で左目を隠すように長めの前髪なっています。
さらに役名は「波佐間 永介(はざま えいすけ)」と言い、通称で「エース」と呼ばれています。
手塚治虫さんの『ブラックジャック』の主人公も同様の髪型で、名まえは「間 黒男(はざま くろお)」です。
漢字こそ違いますが「はざま」という呼び名が同じですよね。
さらに『Get Ready!』の主人公が通称「エース」と呼ばれることについても、『ブラックジャック』の「ジャック」に合わせているように思えます。
また主人公エースの元に集う闇医者チームのメンバーについても、次のような通称がつけられています。
藤原竜也=下山田 譲(しもやまだ じょう) 通称:ジョーカー
松下奈緒=依田 沙姫(よだ さき) 通称:クイーン
日向 亘=白瀬 剛人(しらせ ごうひと) 通称:スペード
主要キャラクターが主人公「エース」に並んでトランプカードにちなんだ通称になっているのも『ブラックジャック』を連想させますよね。
Get Ready!パクリ疑惑理由③|出演者の連想作品
Get Ready!がパクリと言われる3つ目は、出演者に「ブラックジャック」を連想させる過去出演作があることも理由になっているようです。
『Get Ready!』主演の妻夫木聡さんは、同じTBSで2003年4月から放送された連続ドラマ『ブラックジャックによろしく』でも主人公を演じています。
このドラマは、主人公である研修医が病院が抱える矛盾や医療問題に直面し悩みながらも立ち向かっていく姿を描いた物語です。
『Get Ready!』と同じ“医療もの”であり「ブラックジャック」という共通ワードがあることから、妻夫木聡さんが今回のドラマに主演するに当たり過去の同作品を思い出した人もいるようです。
またTBSでは妻夫木聡さん主演の新ドラマがスタートすることにちなんで、以下のスケジュールで『ブラックジャックによろしく』の一挙再放送スペシャルを放送することが決まっています。
これでは明らかに局側も意識していると思わざるを得ませんよね。
TBS「ブラックジャックによろしく」再放送スケジュール
- 2022年12月26日(月) 深夜0時20分〜深夜3時35分
- 2022年12月27日(火) 深夜0時50分〜深夜3時35分
- 2022年12月28日(水) 深夜1時10分〜深夜3時50分
- 2022年12月29日(木) あさ4時00分〜あさ6時50分
(一部地域を除く)
このように、これまでご紹介したストーリーやキャラ設定、出演俳優の過去主演作など、名作『ブラックジャック』を連想させる要素が多々あることから『Get Ready!』へのパクリ疑惑が浮上したようですね。
敢えてブラックジャックに寄せてるんだろうな。見た目だけでなく名前も「ハザマ」だし。あるいは前に「ブラックジャックによろしく」に出てたことも関係してる? いずれにせよ堤幸彦作品だから楽しみ。 #GetReady #王様のブランチ
— 荒川野佐吉 (@sakitch_japan) December 10, 2022
日曜ドラマ『Get Ready!』に主演する妻夫木聡さん、手塚治虫のブラックジャックに寄せているのでは?とざわつかせる。
ドラマの内容が正体不明の闇医者チームが多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う話で再びざわつかせる。 pic.twitter.com/BFjdLWWiTv
— シロサイ (@sirosai_s) December 10, 2022
Get ready役名からなにからあからさまにブラック・ジャックのオマージュなんだけど、50周年でなんかいろいろやってるからたぶんこれもその一環だよなと思っている
— ゆのはな (@ibrgkmcp) December 10, 2022
Get Ready!はブラックジャックが元ネタ?
これまでTBSの1月新ドラマ『Get Ready!』が手塚治虫さんの名作『ブラックジャック』に似ていることについて触れてきました。
では、実際に『Get Ready!』に元ネタはあるのでしょうか?
Get Ready!の原作は?
TBSドラマ『Get Ready!』には原作はありません。
ドラマ公式では「完全オリジナルストーリー」であることが明記されています。
【来年1月】妻夫木聡が日曜劇場『Get Ready!』で主演 相棒・藤原竜也と約20年ぶりの共演https://t.co/7053SgPi6u
オリジナルストーリーの医療ドラマで、正体不明の闇医者チームが多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う物語。演出は『TRICK』シリーズの堤幸彦氏が担当する。 pic.twitter.com/03RNaDhEBH
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 23, 2022
今回20年ぶりの共演となる妻夫木聡さんと藤原竜也さんのインタビューでは、「アイデアに満ち溢れている」「斬新で新しい」「今まで見たことがないドラマ」とお2人が話していました。
また、妻夫木聡さんは「原作ものが多い中で(オリジナル脚本で)イチから作り上げていくというのが嬉しかった」とも語っています。
今のところ、公式からも出演者からも「ブラックジャック」や「オマージュ」というワードは出ていないようです。
Get Ready!の脚本は?
ドラマ『Get Ready!』の脚本は、前述のとおり完全オリジナルです。
公式サイトに出ている脚本家は次の5名です。
飯野陽子
山田能龍
川邊優子(オフィスクレッシェンド)
金沢知樹
渡辺 啓
飯野陽子さんの過去のTBSドラマ作品は、実在の人物をモデルにした『ヤンキー母校に帰る』、小芝風花さん主演ドラマ『書類を男にしただけで』などがあります。
また過去にはフジ『救命病棟24時』第1・5シリーズの脚本も担当しているので医療ものには強そうですよね。
山田能龍さんは劇団の主宰・演出・脚本を手掛けるほか、数々のドラマや映画、CMなどの脚本や演出など多岐に渡る活躍をされています。
川邊優子さんは主にアニメやドラマ、ラジオなどの脚本を書いており、直近では日テレドラマ『ハケンの品格(第2シリーズ)』や今年4月クールの『金田一少年の事件簿』などを担当しました。
金沢知樹さん、渡辺啓さんは元お笑い芸人で、ドラマや映画・ラジオ・舞台などの脚本や演出のほか、それぞれ映画監督や俳優、漫画家、バラエティ番組の構成作家など多彩な活動経歴を持っています。
こうして見てみると単に“医療ものに強い”だけでなくバラエティ溢れる脚本家陣営なので、ストーリー展開や人物にも様々な視点から描いた深みや面白みが現れるかもしれませんね。
ここにさらに堤幸彦さんの演出が加わることを考えると、ドラマ作品としてどう昇華されるのか期待値が上がってしまいますね。
Get Ready!のあらすじは?
1月クールのTBS日曜劇場新ドラマ『Get Ready!』のあらすじをご紹介します。
物語の大筋は前述のとおり、天才医師率いる闇医者チームが高額報酬と引き換えに患者を救うヒューマンドラマです。
妻夫木聡さん演じる天才医師・エースは普段はパティシエとして自分の店を経営しながら、闇医者として超人的なオペ技術で患者を救う絶対的な存在。
そのエースを支える相棒ジョーカー役を藤原竜也さんが演じ、患者との交渉役を担っています。
またエースとたった2人だけでオペを行うすご腕ナース・クイーン役に松下奈緒さん。
チームの活動をフォローする万能ハッカー・スペード役を2020年に16歳で俳優デビューしたばかりの日向亘さんが担当します。
主人公・エースは報酬があれば誰でも助けるわけではなく、「お前に生き延びる価値はあるのか?」と患者に問いかけます。
エースはもちろん闇医者チームのメンバーも、表立った医療行為をせずあえて闇に身を堕としていることからそれぞれ隠された事情があるのだろうと推察されます。
おそらく患者だけではなく、チームメンバーも個々に「生きるとは何か」について答えを探っているのかもしれませんね。
また闇医者チームとは一線を画す大学病院側のメンバーに、一ノ瀬颯さん、橋本マナミさん、結城モエさん、中山麻聖さん、田野倉雄太さん、長見玲亜さんの名前も発表されています。
さらに大学病院の院長役を鹿賀丈史さんが演じるということなので、正規の大学病院チームと闇の天才医療チームの確執や葛藤などがどう描かれるのかも楽しみですね。
まとめ
TBSの年明け新ドラマ『Get Ready!』がパクリと言われる理由や元ネタついて調べてみました。
このドラマは妻夫木聡さん演じる主人公エースのビジュアルのほか、ストーリーやキャラ設定が手塚治虫さんの『ブラックジャック』に似ていることからパクリ疑惑が浮上したようです。
しかし公式では特にブラックジャックについて触れてはいないことから、オマージュなどの理由があるのかどうか現在のところ分かっていません。
妻夫木聡さん、藤原竜也さんの共演も注目されていますが、演出を堤幸彦さんが担当することでドラマ『Get Ready!』への期待度も上がっています。
はたしてブラックジャックに寄せたストーリー展開が出てくるのかどうかも気になるところですね。