※当サイトは企業広告(PR)などを掲載しています。
生活

【再注目】2022年本屋大賞のおすすめ作品は?

tomoko

監修者のTomoko Takahashiです。当サイトコンテンツのファクトチェックを担当しています。
【職種】データサイエンティスト|データサイエンティスト協会会員
【経歴】独立系シンクタンクに勤務。「人流・商圏分析」「ファクト調査」を担当
【資格】基本情報技術者|FP技能士
ご質問|●プロフ詳細|●Twitter

2023年4月12日、第20回本屋大賞が発表されました。

「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本」をキャッチコピーとしたこの賞は、全国の新刊を扱う書店員の投票によって受賞作が決まる他に類を見ない賞です。

第20回本屋大賞は、凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」でした。

「その愛は、あまりにも切ない」というキャッチコピーと共に平積みにしている書店も多いので、気になっている方も多いことでしょう。

本屋大賞にノミネートされたり受賞したりする賞はエンタメ性が高く、普段本を読まない方も楽しめる作品がたくさんあります。

特に昨年、2022年度の本屋大賞は受賞作がデビュー作という新人作家が受賞し、大いに注目を集めました。

そこで今回は、「【再注目】2022年本屋大賞のおすすめ作品は?」と題して、2022年度の本屋大賞を受賞したりノミネートしたりした作品の中でおすすめをご紹介します。

この記事でわかること

  • 本屋大賞の特徴や受賞したりノミネートされたりする本の傾向
  • 2022年本屋大賞受賞作やノミネート作品のうち一押しの作品

本屋大賞の特徴と受賞する作品の傾向とは

日本の文学賞は、出版社が主催して作家や編集者が選考委員を務めるのが大半です。

しかし、本屋大賞はNPO法人本屋大賞実行委員会が主催し、全国の新刊を扱う本屋の書店員の投票によってノミネート作品や受賞作が決まります。

ここからは、本屋大賞の特徴や受賞したりノミネートされたりする作品の傾向を解説します。

本屋大賞は全国の書定員が売りたい本に投票する賞

本屋大賞は、「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本」をキャッチコピーに、全国の新刊を扱う書店員の投票によって年に一度選ばれる他に類を見ない賞です。

本屋大賞のほか、発掘部門・翻訳部門・ノンフィクション部門があり、回を重ねるごとに参加する書店員も増え、注目度も高くなりました。

現在では、本屋大賞が決定するとニュースにも取り上げられるほか、特設コーナーを設ける書店も珍しくありません。

2023年度で第20回を数え、第20回の本屋大賞は凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」が受賞しました。

翻訳部門は「われら闇より天を見る」「プリズム」「グレイス・イヤー 少女たちの聖域」の3作が選ばれています。

そして超発掘本には、1990年に田辺聖子さんが現代語訳に翻訳した、古典の名作「落くぼ姫」が受賞しました。

往年の名作がピックアップされるのも、本屋大賞の大きな特徴です!

本屋大賞はメディアミックスがされやすいエンタメ性が高い本が受賞しやすい

2004年、第1回本屋大賞の受賞作は小川洋子さんの、「博士が愛した数式」でした。

以降、第12回の大賞受賞作、上橋菜穂子さんの「鹿の王」まで、大賞作はすべて映画化・ドラマ化・マンガ化などメディアミックス化されています。

中でも第3回受賞作であるリリーフランキーさんの「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」は話題を集めましたね。

本屋大賞は書店員が最も売りたいと思う本を投票で選ぶため、エンタメ性が高く、普段あまり読書をしない方も楽しめる作品が選ばれやすい傾向があります。

ですから、受賞作はプレゼントにもおすすめ!

母の日・父の日のプレゼントに悩んでいる方は、受賞作やノミネート作品から一冊選んでみてはいかがでしょうか?

2022年本屋大賞に選ばれたおすすめの本3選

2023年本屋大賞の受賞作は、切ないラブストーリだとか。

一方、前年、2022年の受賞作は骨太のミリタリー小説、しかもデビュー作ということで話題になりました

ここでは、受賞から1年がたち、多くの方が手に取ってきた2022年本屋大賞に選ばれた作品のうち、おすすめの作品を3つご紹介します。

2022年本屋大賞受賞作 同志少女よ敵を撃て

2022年の本屋大賞を受賞したのは、逢坂冬馬さんの「同志少女よ敵を撃て」でした。

逢坂さんはこれがデビュー作であり、しかも本書でアガサクリスティー賞を受賞し、直木賞候補にもなった大型新人です。

https://twitter.com/kiichi081209/status/1648445195304960002

この本は題名とおりに戦争で狙撃手となった兵士の話ですが、単なる戦争での活躍を描く英雄譚ではなく、ラストを含めていろいろと考えさせられる小説です。

近年の社会情勢と重なるところも多く、性別・年代を問わず人気を集めました。

「汝、星のごとく」と読み比べてみるのも面白そう。

2022年本屋大賞受賞第9位 黒牢城

第9位にランクインした「黒牢城」は、デビュー20周年を迎えたベテラン作家米澤穂信の作です。

時代小説かつミステリーというう盛りだくさんの内容で、探偵役を大河ドラマでも有名な「黒田官兵衛」が務めます。

黒牢城は本屋大賞だけでなく、山田風太郎賞と直木賞も受賞しました。

重厚な歴史ものやミステリー

がお好きな方にイチオシ!

2022年本屋大賞受賞第3位 スモールワールズ

第3位にランクインした一穂ミチさんの「スモールワールズ」は、題名どおり、箱庭のような小さな世界を紡いだ短編集。

それぞれが独立した短編ですが、登場人物通しが微妙に関わり合いそれぞれの話の伏線となっています。

さわやかな読後感、という作品ではありませんが、人の心の一番弱い部分にそっと寄り添うような優しさが感じられる作品です。

少しずつ読み進められるので、忙しい方にもオススメ!

まとめ

今回の記事では、2022年度の本屋大賞の受賞作やノミネート作品のうち、特におすすめの本を3作紹介しました。

今年のゴールデンウィークは、5連休。

どこかへ出かけるのも楽しいですが、1日くらいゆっくり読書をする日を作ってみてはいかがでしょうか?

まるでどこか遠くへ旅行したような満足感を得られるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。