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紅白歌合戦2022視聴率は何%で歴代何位?歌手別や最高についても!

tomoko

監修者のTomoko Takahashiです。当サイトコンテンツのファクトチェックを担当しています。
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第73回目となる大晦日の紅白歌合戦2022の視聴率が発表になりました。

年々テレビ離れや視聴率低迷が叫ばれている昨今ですが、今回の紅白歌合戦2022視聴率は何%で歴代何位に入るのでしょうか?

今年の司会は昨年に引き続き3回目となる大泉洋さんと好感度の高い人気女優・橋本環奈さん、更にスペシャルナビゲーターの櫻井翔さん、NHKアナウンサーの桑子真帆さんの4人です。

司会者が発表になっただけでひとしきり話題に上がっただけに世間からの「紅白」への関心は高いように思えますが、はたして視聴率へはどう繋がるのでしょうか。

そこでこの記事では、紅白歌合戦2022視聴率は歴代何%で何位に入るのか、また歌手別や最高視聴率についても予想してみました。

この記事でわかること

  • 紅白歌合戦2022視聴率は何%で歴代何位なのか
  • 紅白歌合戦2022視聴率の歌手別は誰か
  • 紅白歌合戦2022最高視聴率はどの瞬間か

紅白歌合戦2022視聴率は何%で歴代何位?

紅白歌合戦2022の視聴率は、35.3%で歴代ワースト2位になりました。

第1部視聴率が31.2%、第2部視聴率が35.3%という結果で、2021年をわずかに上回ったという結果です。

 

まずは過去10年間の紅白歌合戦視聴率と司会者を見てみましょう。

年代 視聴率% 司会者
1部 2部 紅組 白組 総合
2022 31.2 35.3 橋本環奈、大泉洋、櫻井翔、桑子真帆アナ
2021 31.5 34.3 川口春奈、大泉洋、和久田麻由子アナ
2020 34.2 40.3 二階堂ふみ 大泉洋 内村光良 桑子真帆アナ
2019 34.7 37.3 綾瀬はるか 櫻井翔 内村光良 和久田麻由子アナ
2018 37.7 41.5 広瀬すず 櫻井翔 内村光良 桑子真帆アナ
2017 35.8 39.4 有村架純 二宮和也 内村光良 桑子真帆アナ
2016 35.1 40.2 有村架純 相葉雅紀 武田真一アナ
2015 34.8 39.2 綾瀬はるか 井ノ原快彦 黒柳徹子 有働由美子アナ
2014 35.1 42.2 吉高由里子 有働由美子アナ
2013 36.9 44.5 綾瀬はるか 有働由美子アナ
2012 33.2 42.5 堀北真希 有働由美子アナ

一覧で見ても2021年の視聴率がここ10年の中で最下位ですが、実は2021年の紅白歌合戦視聴率は番組放送が始まって以来の過去最低の数字なんです。

 

ちなみに、何かと話題になったNHK朝ドラ『ちむどんどん』の期間平均視聴率は15.8%で、朝ドラ歴代ワースト4位だそうです。

現在放送中の『舞い上がれ』の視聴率についても下降気味で、年明け最初の第64回の視聴率は13.8%でした。

更に民放の毎クールのテレビドラマが10%を越えたら高視聴率と騒がれていることを考えると、過去最低とはいえ30%を超える数字ってスゴイと思ってしまいますよね。

当然ながら同日同時刻には他局でもいろんな番組を放送している中で、30%もの世帯が紅白を見ていると考えるとなかなか悪い数字ではないようにも思えます。

しかし話はそう単純ではないようで、昨年の「視聴率歴代ワースト2」という数字の裏には深刻な「テレビ離れ」が隠されているという見方もあるようなんです。

 

テレビを見ている家庭の中でどの番組が一番見られていたかの割合を示す「占有率」というデータがあります。

2022年の『第72回NHK紅白歌合戦』は歴代ワースト2の視聴率でしたが、この「占有率」においては58.9%と近年の中で過去最高値だったそうなんです。

つまり昨年は、「テレビをつけている世帯の中で一番見られた番組なのに視聴率は歴代ワースト2だった」という現象が起きたわけですね。

 

この現象の一番の要因はずばり「テレビ離れ」だと分析されています。

 

というのも昨年は「テレビ視聴者総数」が低下していたというデータがあり、テレビを見ていなかった人たちはネット動画に流れていたと推測されているからです。

昨年の紅白の裏番組『THE鬼タイジ大晦日決戦~鬼と氷の女王~』の視聴率は5.4%、『逃走中』は3.7%、『ザワつく!大晦日一茂良純ちさ子の会』が11.2%となっています。

比べてみると、紅白の35.3%というのは、かなりすごい数字ではないかと思いますが、そもそもテレビを見た人(世帯)の数が大幅に減ってしまったというわけです。

『紅白歌合戦』の視聴率低下については出場歌手や演出、採点方法など毎年様々な要因が語られていますが、テレビを見ている人自体が減少しているのであれば以前のように40%超えが当たり前とはいかなくなりますよね。

 

そんな「テレビ離れ」が加速している時代に視聴者の関心を引くにはかなりの話題性が必要になってくると思います。

 

ちなみに今年の司会者は大泉洋さんと橋本環奈さん、櫻井翔さん、桑子真帆アナですが、あまりNHKに貢献したとはいえない橋本環奈さんの名前に違和感を持った人も多いとのことでしたが、フタを開けてみれば橋本環奈さん絶賛の声多数でした。

実際、橋本環奈さんの名前が挙がった時点で「今年は小池栄子じゃないの?」という声も。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で物語のキーマンである源頼朝役を演じ世間を大いに賑わせた大泉洋さんと妻である北条政子役を務めた小池栄子さん。

大泉洋さんと小池栄子さんは過去にも共演作が多く、更に家族ぐるみの付き合いがあることも明かされておりプライベートでも仲が良いことで知られています。

バラエティー番組での掛け合いが面白いと好評な2人の“夫婦漫才司会”を見るなら、正に大河で夫婦役を務めた今回が“旬”ではないか、という意見から小池栄子さんを推す声が多かったようですが、NHKの人選はミスではありませんでした。

紅白歌合戦2022視聴率の歌手別!

紅白歌合戦2022の歌手別視聴率のトップは、福山雅治さんでした。

歌手別視聴率のトップ10はこちらです。

1 福山雅治/桜坂 39.5
2 MISIA/希望のうた 37.7
3 桑田佳祐feat,佐野元春,世良公則,Char,野口五郎/時代遅れのRock’n’Roll Band 37.3
4 KinKi Kids/25th Anniversary Medley 36.7
5 安全地帯/I Love Youからはじめよう 36.3
6 松任谷由実with荒井由実/Call me back 36.1
7 純烈(ダチョウ俱楽部・有吉弘行)/プロポーズ~白い雲のように 36.0
8 石川さゆり/天城越え 35.8
9 ゆず/夏色 35.4
9 乃木坂46/裸足でSummer 35.4
9 back number/アイラブユー 35.4

 

トップ10には入りませんでしたが、第1部の視聴率1位はTHE LAST ROCK STARSの34.1%でした。

 

こちらの一覧は過去5年間の歌手別視聴率です。

年代 歌手 視聴率% 次点
2021 MISIA 39.2 福山雅治36.5%、鈴木雅之36.2%
2020 47.2 LiSA 46.6%、MISIA 44.5%
2019 40.8 氷川きよし40.4%、MISIA 40.1%
2018 サザンオールスターズ 45.3 米津玄師44.6%、松任谷由実43.7%
2017 安室奈美恵 48.4 ゆず46.4%、桑田佳祐45.8%

過去5年間の歌手別視聴率を見るとMISIAさんと嵐の強さを感じますね。

加えて嵐はここ10年間すべてベスト10にランクインしているので、活動休止中じゃなかったら昨年も上位に入っていたかもしれません。

もしも“活動再開後初の紅白出場”なんてことになったら歌手別視聴率1位も充分にあり得ますよね。

 

MISIAさんは大御所として存在感を増していますが、特に2021年はオリンピックで披露された圧巻の歌唱力が記憶に残っていた人も多かったと思います。

更に2021年はサプライズで藤井風さんが登場し、MISIAさんに提供した楽曲『Higher Love』を2人で歌い上げ華々しいフィナーレを飾ったことも話題になりました。

 

福山雅治さんやサザンオールスターズ、松任谷由実さんなどは正に国民的スターとして長年高い人気を誇っているだけあり視聴率にもしっかりと貢献されていますよね。

 

LiSAさんは“鬼滅ブーム”最高潮にして前年から引き続きの出場で、その年の歌手別で嵐に次いで2位にランクイン。

米津玄師さんはテレビで歌うこと自体が初めてだったことに加えそもそも動いたり喋ったりする姿を見るのも稀なレアキャラ性と、大ヒット曲『Lemon』を歌唱したことで視聴者の高い関心を引いたと言えます。

 

そして2017年の安室奈美恵さんは翌年いっぱいで引退を表明した中での最後の紅白出場だったこともあり、普段あまりテレビに出ない彼女のおそらく最後となるだろう貴重な歌唱シーンを見るために紅白を見た人も多くいたのではないでしょうか。

 

以上のように過去データから推測すると歌手別視聴率で上位に入るには国民性や話題性は欠かせない要素になっているようです。

長年表舞台に立っていない中森明菜さんの出場があれば、視聴率がかなり上がるのは間違いないでしょう。

紅白歌合戦2023に期待したいと思います。

 

紅白歌合戦2022最高視聴率は?

紅白歌合戦2022の最高視聴率は39.5%で、大トリの福山雅治さんが桜坂を歌い終わる午後11時39分でした。

2021年のMISIAさんと藤井風さんのデュエットが39.2%でしたので、0.3%上回る結果となりました。

 

過去のデータを見ても結果発表前の当日ダイジェストが流れる場面や発表後のフィナーレのシーンなどに瞬間最高視聴率をマークすることが多いようです。

 

近年の最高視聴率を記録したシーンを一覧にまとめましたので見てみましょう。

年代 瞬間最高視聴率% 該当シーン
2021 39.3 当日ダイジェスト映像が終わり結果発表を待つ場面
2020 47.2 嵐スペシャルメドレー歌唱直後
2019 42.3 結果発表前、当日ダイジェスト映像を流す場面
2018 45.5 全アーティスト歌唱を振り返り白組勝利が決まった場面
2017 48.4 安室奈美恵の歌唱シーン

 

2018年は白組優勝発表後にサザンオールスターズが『勝手にシンドバッド』を歌唱し、肩を組んでデュエットしていた桑田佳祐さんの頬に松任谷由実さんがキスをしたことも話題になりましたね。

この年は米津玄師さんのテレビ初歌唱が注目を浴びましたが、フィナーレではサザンやユーミンのほか5年ぶりの出場となった北島三郎さんなども加わりステージ上はお祭り騒ぎに。

桑田佳祐さんや松任谷由実さんはさすが盛り上げ上手と感心すら覚えますが、正に大団円といった様子に視聴者も一緒になって楽しい気分で年末を迎えることができたのではないでしょうか。

 

そんな最高視聴率が結果発表前後になることが多い中、2020年は嵐のスペシャルメドレーが終わった直後2017年は安室奈美恵さんの歌唱シーンが瞬間最高視聴率となりました。

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため史上初の無観客開催になった2020年は嵐の活動休止前最後のテレビ出場となったこともあり、瞬間最高視聴率・歌手別視聴率ともに嵐が堂々の1位に輝いています。

同じく2017年も翌年いっぱいでの引退を控えていた安室奈美恵さんの歌唱シーンが瞬間最高視聴率・歌手別視聴率ともに1位となっています。

 

まとめ

紅白歌合戦2022視聴率は35.3%で歴代ワースト2位、福山雅治さんが歌手別視聴率の最高と同時に紅白2022の最高視聴率の39.5%となりました。

過去のデータからある程度の傾向は読めるものの、やはり出場歌手が視聴率に大きく影響することが分かりました。

テレビ離れも囁かれていますが、それでも好きな歌手や懐かしい思い出のある歌手などが歌う姿を見るために多くの家庭が紅白にチャンネルを合わせるのかもしれませんね。