第4回酒都で聴く女流義太夫の会 人間国宝 竹本駒之助を聴く



「近頃河原の達引 堀川猿廻しの段」
太夫:竹本駒之助 三味線:鶴澤津賀花 ツレ:鶴澤駒清

令和2年10月31日(土)
会場 白鷹禄水苑 宮水ホール
午後14:00開演(開場・受付開始13:30)


白鷹禄水苑では、芸能とゆかりの深い酒都・西宮から、能や文楽の催事を中心に、今に生きる伝統芸能を発信してゆこうという試みを続けています。2017年からは、人間国宝の竹本駒之助師匠をお迎えし、女流義太夫の会を開催しています。

昨今の状況下、毎年恒例となっているこれら能・文楽のイベント、そしてこの女流義太夫の会の開催の可否については3月以降思案を重ねてきましたが、結果、遠方よりお運びくださる駒之助師匠や、地元で活躍する演者の方々、そして数多くの地域の方々に支えられて回を重ねてきたこれらの催事の趣旨を踏まえ、安全に向けた様々な対策を講じた上で、開催の方向を模索するという結論に至りました。もとより収益を目的としない事業ではありますが、人間国宝をはじめとする素晴らしい演者達による渾身の演技をご鑑賞いただくにあたり、意義があると思われる観客数と安全性を秤にかけ、最終的には従来の6割の定員に抑え、対策を講じた上で、すべて予定通り開催することにいたしました。

そこで今年で四回目となる「酒都で聴く女流義太夫の会」ですが、その中心となるのが、義太夫節において、声量の豊かさ、すぐれた人間描写など、その「情」を語ることにおいて現在、男女を超えて最高峰の一人と称される竹本駒之助師匠です。その至芸にふれる女流義太夫の会で今回取り上げたのは、元禄時代に京都で起こった心中事件を素材にした世話物、『近頃河原の達引 堀川猿廻しの段』です。

世間の片隅で細々と生きる親子三人とお尋ね者の男一人をめぐり、どこまでも優しく人情に厚い人々の心の内が、名人の磨き抜かれた芸により無限の情を込めて語られます。また段切りを飾る明るく華やかな猿廻しの三味線が、実は心中する運命にある二人を見送るためのものであることを思うと、かえってこの世の別れの悲しみが浮き彫りとなり、切なさが一層胸に迫ります。哀しさと滑稽さが織り交ざった猿廻しの光景が、今まさに眼前に繰り広げられているよう思いがするのも、まさに「語り芸の」の力と実感させられました。 「まるでその場にいるような気がした」というお声を多く聞くことができたのも、まさしく駒之助師匠の真骨頂だといえるでしょう。

 



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