能楽小鼓と文楽三味線で紡ぐ 海士(あま) ~玉取り伝説~





渾然一体となる能と浄瑠璃の世界
「海士(あま)の玉取り伝説」をめぐって

古くから芸能にゆかりの深い酒都・西宮の造り酒屋から、今に生きる伝統芸能を発信してゆこうという試みの一つとして、白鷹禄水苑では、「能楽小鼓と文楽三味線の饗演」という芸能の新しいかたちをご提案してきました。今回は、讃岐・志度の浦に伝わる海士(海女)の玉取り伝説をテーマに、渾然一体となる能と文楽の世界をお楽しみいただきたいと思います。

中国から贈られた宝珠が志度の浦で龍神に奪われたことを無念に思った藤原不比等(淡海公)が志度の浦の海士と契り、その女に宝珠を取り返させるという「玉取り伝説」は、能「海士」の題材となっています。江戸時代に入ると浄瑠璃、歌舞伎などでも取り上げられ、この曲をモチーフとした他分野の作品も少なくありません。それだけ典拠となった伝説が題材として魅力的であったといえるでしょう。不比等の子房前の出生譚、藤原氏の女性が唐の妃となった伝説、龍神に奪われた宝珠を取り返す海士の伝承など、様々なエピソードが、物語をドラマチックに展開してゆきます。山場はなんといっても海士が龍宮から宝珠を奪い返す、能では『玉ノ段』として知られる場面で、子のため、使命のために自らの命を投げ出す一人の海士の気迫が劇的に表現されます。

今回は、この能「海士」を軸に浄瑠璃の要素も取り入れ、時には謡に三味線、またある時は浄瑠璃に小鼓、そして小鼓と三味線の掛け合い等、能と浄瑠璃という、従来の垣根を越えた新しい試みでお聴きいただきたいと思います。異ジャンルとのセッション等に果敢に挑み、伝統芸能の現代性を模索し続ける気鋭の演者達ならではのパフォーマンスにご期待ください。




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